子供の頃に過敏性大腸炎という病気にかかり、今でも治っていません。
当時は過敏性大腸炎でしたが、今は過敏性腸症候群(IBS)と言われています。
IBSは治る病気ではなく、花粉症のようにずっと付き合っていかなければならないものです。
私がIBSになった原因と、その後の経過を紹介します。
IBS、もしくはIBSかもしれないと悩んでいる方の不安が少しでも解消されますように・・・
過敏性腸症候群(IBS)になった原因
私が過敏性腸症候群(IBS)になった原因は「自分に合っていない部活に入ったこと」です。
人より成長が早く、小学生のときは同じ学年の男子よりも、背が高くて力も強くなりました。
そのため、ドッヂボールやバスケは無双状態
中学に入って部活動に入るとき、体育の授業でバスケが楽しかったという理由でバスケ部に入部します。
これが間違いでした・・・。
バスケ部で楽しかった人はすみません
バスケ部はその中学の中でもトップレベルで上下関係に厳しく、スカートの短さやボタンを何個開けてもいいか、あいさつの仕方、返事の仕方など、特別なルールがたくさんありました。
同じ学年でバスケ部に入った子は、みんな力が強くて性格がキツイ子ばかりで、
優しい子や気が弱い子は標的にされて辞めていってしまいます。
先輩たちはそれでも生き残ったメンバーなので、気が強く、自分たちがやられてきたことから後輩へのあたりがとても厳しい人たちばかりでした。
力は強くても気が弱く、おまけに体力もあまりない私は
練習にはついていけない、先輩や同級生から目の敵にされる、何かにつけて標的にされるなど、
辛いことばかりで、楽しいことなんて一つもありませんでした。
中学1年生の夏休みに入り、朝から夕方まで部活の生活になります。
家を出る前は時計の針やテレビに映る時間を見つめ、「行きたくないな・・・」と思いながら毎日部活に行っていました。
そんな生活を続けれるはずもなく、行きたくないという気持ちが大きくなり、部活のことを考えるとお腹が痛くなるようになりました。
何を食べてもお腹を壊し、何も食べなくてもお腹を壊す。
部活も休みがちになり、病院に通って血液検査や便検査をたくさんしました。
しかし、どこにも原因は見当たらず、ストレスからの過敏性大腸炎と診断されました。
これでようやく部活を辞められる口実ができたので、診断書を書いてもらって部活を辞めることができました。
過敏性腸症候群(IBS)と診断されてからの生活
夏休みの初めには部活を辞め、家での生活になりました。
当時気が弱かった私は、部活を辞めたことで同級生や先輩からいじめの対象になったり、なにかの標的になることを極端に恐れ、家から出られなくなりました。
次第に家の近くまで出れるようになり、部活時間中の間は外出できるようになり、人目をさけて好きだった本屋さんに通うこともできるようになりました。
外出については時間が解決してくれましたが、お腹の調子は上手くはいきませんでした。
何を食べてもお腹を壊しますが、食べなければ生きていけません。
母が作ってくれるおかゆと、コーンスープやポタージュに浸した食パンだけはなんとか食べられるようになりました。
たまに味の濃いものが食べたくなりますが、ラーメンやお寿司を食べてはお腹を壊し、おかゆと食パン生活に戻るということを繰り返していました。
夏休みが終わる頃にはかなり回復し、極端に油ものや肉類、刺激物をたくさん食べなければお腹は壊さなくなる状態にまでになります。
その後は文化系の部活に入り、楽しく学校生活を送ることができたので、特にいじめにあったり、標的にされることはありませんでした。
別件で呼び出しとかカツアゲとかはあったけどね!!!!!!!!
その後、大人になってからの生活
その後、高校生、大学生、社会人となり、大人になった今でもお腹は弱く、食べられないものがたくさんできてしまいました。
- 揚げ物
- 油の多い肉類
- 刺激物(ニンニクや辛いもの)
- 生卵・生肉
- オレンジジュースなどの柑橘類
これらのものを食べると、食後すぐにお腹を壊すようになりました。
特に生卵は腸炎になって痛い目にあった・・・
IBSは治るものではなく、ずっと付き合っていかなればならない病気です。
食べ物や外出場所に制限ができ、楽しく過ごせないこともあるかもしれません。
当時は辛かったこともありますが、今はもう慣れてしまって、すぐにトイレに行ける状態にさえしておけばお腹を壊しても問題はありません。
もし自分や周りにお腹を壊したり、極度の便秘で困っているということがあれば、過敏性腸症候群(IBS)も可能性の一つとして考えて見てください。
そしてIBSになってしまった人は、花粉症のように対策をすれば、なんとかはなるので、安心して穏やかに日々を送ってください。
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